家族葬を行うメリットとマナー

日本人のお葬式の大半は仏式の一般葬です。

一般葬とは、家族や親戚・故人と親しかった友人以外にも、職場関係者など多くの人の弔問を受け入れる形式のお葬式の事です。故人または家族が社会的地位が高い人であれば、一般葬では職場関係者や取引先の営業担当者など多くの弔問客が通夜・告別式の際に弔問を行います。一部の弔問客は故人と全く面識が無いため形ばかりの焼香を行い、少額の香典料を置いて帰ります。葬儀を執り行う側の遺族はたとえ形式的ではあっても香典を頂いた以上は返礼品を送り、後日お礼を伝えなければなりません。

一般葬を行う場合は故人と全く面識が無かった人が形式的に弔問を行いますが、遺族はこのような弔問客に対しても丁重にお礼をする必要が生じます。このように一般葬に見られるような形式的な弔問やお礼は、両者にとって時間や労力の無駄です。一般葬に見られるような儀礼的・形式的な弔問をお断りして、遺族が見ず知らずの人にも返礼品やお礼をしなくても済む“合理的なお葬式”が家族葬です。家族葬は故人の近親者だけでお別れをすることができるお葬式ですが、故人とさほど親しくなかった人の形式的な弔問をお断りをするという意味も含まれています。一般葬が執り行われる際は、訃報は「葬儀のお知らせ」と同じです。

これに対して家族葬が行われる場合は、訃報(逝去の連絡)を受けても葬儀に招かれているとは限りません。家族葬が行われることを伝えられた場合でも、故人や遺族と親しくなかった人は、弔問や香典を控えるのがマナーです。何らかの方法で弔意を伝えたいと願う場合には、遺族がお礼をしなくても済むように高価ではないお花を送る程度にとどめておきます。一般葬の場合は、故人と何らかの関係がある人であれば形式的な弔問をすることが礼儀ですが、家族葬では形ばかりの儀礼的な弔問を行うと迷惑になるので注意が必要です。

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